2007年04月29日

東京ミッドタウン

京都出張は大阪展示会、本社でのミーティング、役員報告と怒涛のように過ぎていった。出張は1週間だったが移動時間が多く、実質会議に出たのは2日半だったので助かった。

うちのイギリス人社長は日本人なら機械のように何時間でも通訳できるものと思っている。。。こういう人間は一番タチが悪い。

今回、本社側の部長さん達が逆に私に気を遣ってくれて休憩をはさんでくれたのでよかったが、それでも久しぶりの逐次通訳で8時間ぶっつづけは堪えた。頭ハゲそう。

それでも金曜日は午後2時には仕事を終え、5時半には新幹線で東京まで戻り後は自由時間だったので、日本の最後の夜を満喫することができた。

幸い、東京の知人と連絡が取れ、最近できたという東京ミッドタウンへ連れて行ってもらった。ちょうどこの日、27日は「新丸の内ビル」という新たなショッピングモールができたと新幹線の電光掲示板ニュースでやっていた。それにしても日本って帰ってくる度何か新しいものができている。ニューヨークよりもはるかにペースが早い気がするな。。。

さて、こちらが東京ミッドタウンの中。「和の空間」を意識した演出らしい。

midtown.jpg

高級なお店がずらっと並んでいて、どうも私にはあまり縁がなさそうである。

今回、日本最後のディナーはテンプラ屋さんに決定。人気のお店らしく、あらかじめ予約を入れてもらっていたのでなんとか入店できた。この日は、金曜の夜という事もあり、他のレストランも「満席 予約のみ」という看板が目立っていた。

こちらがそのテンプラ屋です。和の空間が和みます。

yamanoue.jpg

テンプラはどれも絶品で、最後の和食を堪能。。。あぁ、日本食最高。


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2007年04月23日

いざ出発

いよいよ京都出張の日がやってきた。今回は大阪展示会と本社訪問、後は2日間びっちりミーティングとかなりバタバタになりそうであるが、仕事はともかく、またおいしい日本食が会社のお金で食べれると思うと楽しみである。

今回の出張はJALでJFKから成田、そして伊丹というフライトである。いつもいつもノースワーストやデルタなど、もう10年近くサービス最悪のBankrupt Airlinesしか乗ったことのない私にとって、JALに乗れるというだけでもいいや、という有様である。

朝10時、約束通り会社が呼んだリムジンがやってきた。ドライバーはヒスパニック系の女性である。カーサービスが使えるのは楽でいいです。

ナンバープレートの頭文字に「T」がついているものはニューヨーク州に正規に登録されたタクシー/リムジンだそうです。

limo.jpg.JPG

街でこのようなプレートのついた車を見かければ、手を上げれば止まってくれます。しかしメーターはついてないので、自分の判断で相場を払うという、少し上級者向けのタクシーです。

道もすいてて、クイーンズからだと20分ほどでJFKまで到着してしまった。。。時間も3時間も余っているので今このブログを書いています。。。

さて、それでは、(私が操縦するのではないので気をつけようもないのですが)行ってきま〜す。。。



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2007年04月20日

パスポート更新

先日、ミッドタウンにある総領事館までパスポート更新に行ってきた。4月23日から1週間、京都へ出張になったので事前に更新しておいたほうがいいな、とボスに了解を取ってでかけた。

総領事館はPark Ave.と49丁目の角のビルの18階にある。

NYConsGen.jpg

1階の総領事館受付でサインをすると、警備員が登場し、18階までエスコートしてくれる。上まで一緒に上がってくるというのは、怪しい人と思われてるのだろうか・・・?!

セキュリティゲートを通過し、中に入って番号札を取り順番待ち。その間に申込書に記入することにした。

さて、パスポートの有効期限、どうするか。。。

思い返せば5年前。まだ日本で働いていた頃だ。
パスポートの更新に行き、有効期限を5年にするか10年にするか選択する時、さすがに5年先までには結婚できるだろう、と考え、名義変更したらもったいないなぁと私は5年間有効のパスポートを選んだのだった。

・・・そしたら、あらまあ、もう5年経っちゃったよ!こいつはとんだ計算違いだわ!

あの時、10年間有効のパスポートを選択しておけば5年前の顔で10年いけたのに、とか、10年分パスポートの方が割安だったではないか、とか、いろんなくやしさが一度に湧き上がってきてかなりむかついた。

それでも、5年にするか、10年にするか一旦考えてみたりしたのだが、5年にするとなんかまた同じ過ちを繰り返しそうで・・・うーん、まんが悪いわい。。。やっぱり10年にしよ。学習機能のあるあたし。


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2007年04月18日

R2-D2出没

ニューヨークの街角でR2-D2を見かけた。これは米国郵政公社 (United States Postal Service) がルーカスフィルム社とタイアップして実施しているスターウォーズ30周年記念プロモーション用R2-D2型ポスト。アメリカの郵便局では今スター・ウォーズの記念切手も販売していて、かなりの力の入れようだ。

これは42丁目と6th Ave.の角にあったR2-D2型ポスト。

R2D2.jpg

ニュースによれば、全米200都市、約400カ所のポストがこのR2-D2ポストになるということだ。ポストの設置場所はここをクリック!

しかし残念なことに、ポストの反対側にはすでに落書きが。

ジェダイの攻撃のようです。
Attack.jpg

こういう遊び心があるところはアメリカのおもしろいところだ。しかし、普通郵便がもうすぐ41セントに値上がりするのが、まさかこのR2-D2のペイント料だったら怒るよ、あたしは。。。


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2007年04月16日

番外編 (サンドミュージアム)

これが最後の番外編です。

美又温泉を後にした母と私は、仁摩サンドミュージアムという砂博物館を見に行くことにした。この仁摩サンドミュージアムには、世界最大の砂時計がある。1年計砂時計と呼ばれる巨大な砂時計で、コンピューター制御で圧力調整し、ぴっちり1年365日を計ることができるという、砂時計のくせにかなりハイテク技術を駆使した砂時計である。毎年大晦日には、みんなで綱引きをしながら少しづつこの砂時計を回転させ、元旦ぴったりにひっくり返してまた1年を計るというイベントがある。ローカルTVではその模様をやっているのだが、はたして東京や都会の人はその番組をみたことがあるだろうか?

そしてこれがその1年計砂時計である。これは見本で、実物は天井に吊り下げられている。

hourglass.jpg

これは天井の1年計砂時計の13分の1のモデル。

mini.jpg

実際につり上げられている1年計砂時計はこんな感じです。

hourglass2.jpg

それにしても、1年がぴったり計れるというのはおもしろい。。。

そしてここサンドミュージアムでは、砂博物館というだけあり日本国内はもとより世界各国からの砂も展示されていた。砂といっても赤茶色のような砂もあれば真っ白な砂もあり、考えてみると自然の力とは不思議なものである。

世界中から集めた砂が展示されている。

worldsand.jpg

ここで、母と私は、「世界の砂が展示されているなら、オレンジビーチ(アラバマ州最南端の海岸)でとってきた白砂を寄付して、採取者として名前を載せてもらおう!と勝手に二人でエキサイトしはじめたが、よくみるとすでに近場のホワイトサンドが採取され、展示されていた。がっくり。

bamasand.jpg

と、いうわけで今回の一時帰国は島根県を満喫した感じでしたが・・・
ちなみに、TBS系「愛の劇場」の「砂時計」では今回の番外編で紹介した島根の見どころがたくさん登場します。詳しくはこちらを。


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2007年04月11日

番外編 (島根県:美又温泉)

一泊二日の玉造温泉旅行を楽しんだ翌日、今度は母と広島から1時間ちょっとのところにある美又温泉にでかけた。美又温泉はぬるぬるとした湯質で肌がツルツルになる美人湯として知られている。以前ここは一度日帰りで来たことがあるのだが、泊まるのは初めてである。

今回、温泉旅館は母とインターネットで選んで決めた。美又温泉の旅館が一覧できるホームページは以下のようなものであった。

mimata.JPG

美人湯の効能にいささか疑問を抱かせるような広告であるが・・・「激動の昭和」を彷彿とさせるようなレトロな雰囲気もいとをかし。

今回は唯一露天風呂があるという金城観光ホテルの松葉ガニ会席コースで予約した。平日なので値段設定も少し安めである。

美又温泉は田んぼや畑に囲まれた山奥の、かなり寂れた場所にある温泉である。コンビニも何もない。。。美又温泉はひなびた温泉郷で何もないところだからね、と母にあらかじめ言われてはいたが、予想を大幅に上回る場末度合いである。これは温泉に気持ちを集中するしかない。

温泉旅館にチェックインし、部屋に通してもらったのだが、メチャクチャ煙草くさい部屋であった。あまりにもタバコくさいので、「何、この部屋、たばこくさいなあ」と給仕さんにはっきり言ったのだが、ひたすら聞いていないフリをしていた。。。この部屋は、ノンスモーカーや嫌煙者なら怒って帰るかも、というぐらい強烈である。この時点で大減点。マイナス50ほど。古い建物なのでもう部屋に煙草のにおいがしみついているのかもしれない。

とりあえず部屋の換気をしてからここの売り物である露天風呂へ直行。。。温泉はなかなか雰囲気もよく、お湯もぬるぬるしていて最高である。お湯がこれだけいいのに部屋の管理がダサいのはなんとももったいないところである。

mimataroten.jpg

温泉を満喫して部屋に戻ると、まだ相当煙草くさい。1時間以上部屋から出ていたにもかかわらずである。このにおいはもう消えないにちがいない。一度そう思ってしまったから余計かもしれないが、温泉に備え付けているタオルも全てタバコくさい気がしたので、嫌煙者やノンスモーカーはちょっとここは考えた方がいいかも。

そして夕食は松葉ガニ会席でかにづくしであった。料理はお造りから手作りデザートまで全てとてもおいしかったが、カニばっかりだとちょっと飽きるかも。・・・っていうのも贅沢かな?

dinnermimata.jpg

そして今回も満腹天国になった後は「霜降り牛」となって部屋をゴロゴロしたのだった。部屋食はこんな風にダラダラできるのが魅力である。



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2007年04月10日

番外編 (島根県:八重垣神社)

玉造温泉ツアー第2日目は、縁結びで有名という八重垣神社に参拝することになった。ここは縁結びの神社としてはわりと知られていて、ぷりこさんの友人は皆ここに参拝したことがあるとか。神社の場所も、玉造温泉からすぐのところにあるということで、旅館で和風朝食ビュッフェをたらふく食べた後でかけた。

今回お世話になったこの温泉旅館、華仙亭有楽は、サービスも温泉も食事も満足度120%!温泉に入っていた知らないお客さん達も、これまで泊まった玉造温泉の旅館の中でもここが一番と絶賛していたほど。私も玉造温泉に行くのであればぜひこの旅館をオススメします。
★★★★★(5スター)です。新館の予約をオススメします。

yurakuent.jpg

車の運転で少し迷ってしまったが、八重垣神社はさして遠くないところにあった。かなりローカルなロケーションで、住宅地の中にひそかにある感じ。でもわりと大きな駐車場があるので、参拝者はけっこういるということなんだろうか。。。

yaegaki.jpg

縁結びの神社というと女性に人気というイメージがあるが、ここでは男性同士で来た参拝者もけっこう見かけた。

yaegaki2.jpg

お参りをしておみくじを引いた後、ぷりこさんが、ここの名物(?)、縁結び占いをやろうよ、というので早速二人でトライしてみることにした。この縁結び占いというのは、和紙に10円玉か100円玉を載せて池に浮かべ、何分でそれが沈むかによって、近いうちに縁があるかないか、また身近なところで縁があるか、遠いところにあるかなど占うというものらしい。詳しくは下記画像を参照。15分以内に沈めば縁が近いうちにあり、30分以上かかれば縁が遠い、とのこと。また、自分の場所から近くで沈めば身近な人と縁があり、遠くで沈めば遠いところの人と縁があるらしい。

uranai.jpg

占いの池に行って見ると、すでに占いをしている人でいっぱいだった。なにせお金が沈むまでみんな見ているのだから、自分の番が来るまで少し待たなければならない。

しばらく経って場所が空いたので、私たち2人もトライ。この占い用紙には1枚1枚、違うことが書かれてあってそれが目印になっている。私の占い用紙は真ん中の「やさしい人をさずかる北と東」というもの。

pond.jpg

さて、占いの結果は・・?!友人ぷりこさんの10円玉は、5分もたたないうちに沈んでいったが、私の10円玉はちっとも沈む気配が見られず。むしろだんだん安定走行しているようにすら見える。そして少しづつだがだんだん遠くへ流れていっているではないか。10分経過。まだ水も入り込んでこない。うむ。。。まんが悪いわい。占いとはいえ。そうこうしているうち、後からやってきた男性の100円玉が先に落ちる。ふむ。何をがんばっているのだ、私の10円玉は。無理せずさっさと落ちて楽になりなさい。

周りの人を見ていてもそうだが、はじめはみんなキャーキャー言いながら見ていても、仲間の中で誰かずっと落ちない人がいると、だんだんみんな無言になる。私たち2人も最初は色々としゃべっていたが、次第に無言となり、ただ10円玉をじっとみつめるようになった。

15分が経とうとしたとき、やっと私の10円玉に動きが見えた。他の人よりはだいぶ遠くに流れていってしまった私の10円玉だが。。。落ちた、というより私の目力で無理やり落としたような。。。?!

落ちる瞬間のビデオです ↓



周りの人を見ているとみんなだいたい15分ぐらいで落ちているような気がしないでもなかったが、とりあえず一安心。。。


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2007年04月07日

番外編 (島根県:玉造温泉)

帰国中番外編を書くといいながら、あっというまに2週間以上が過ぎ、NYに戻ってきてしまいました。。。帰国中はJapan Rail Passを駆使し東京、大阪、福岡,そしてドライブで島根と飛び回っていたので書く暇もなく。夏休みの宿題のように思い出し日記状態です。

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約2年半ぶりの日本はとても印象的だった。まず、日本についてびっくりしたのが、街中どこを見てもすごくきれいだということ。新幹線の駅から電車の中から、どこもみなゴミが落ちてない。当たり前だよ、と言われればそれまでだが、道端はもちろん、アパートの通路にもいつもゴミが落ちているニューヨークを見慣れた私にはとても新鮮に見えた。。。そして店員のサービスが丁寧なこと。これも日本に住んでいれば当たり前と思うのかもしれないけど、モノを買ってもThank youどころか、値段がいくらかさえもいわずただ黙っているニューヨークのレジの店員に辟易していた私にはなんて丁寧な!と感心してしまったのだった。

さて、私が日本についたのが金曜日の夜。その次の日の土曜日から1泊2日で友人ぷりこさんと島根県は玉造温泉まで出かけた。私にとっては久しぶりの温泉で、非常に楽しみにしていた旅行である。

広島から約4時間ほど、のんびりドライブし到着したのが島根県玉造温泉の華仙亭有楽という温泉旅館。山陰ならではのゆったりした空気が流れる、日本情緒たっぷりのとてもキレイな旅館です。

和の雰囲気満点の中庭。
yuraku1.jpg

今回、ぷりこさんがうまいこと新館を予約してくれたおかげで、ピカピカの広いお部屋に泊まることができた。約10畳ぐらいのスペースとはまた別に奥の方に掘りごたつスペースあり。広い。

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玉造温泉は日本でも最古の歴史を誇る温泉で、縁結びの神様として有名な出雲大社や八重垣神社も近くにあり、「神の湯」と呼ばれている由緒ある温泉である。清少納言による「枕草子」にも玉造という名前が登場したらしい。城下町松江もすぐ近くにある。

神の湯を意識してか、温泉の中も出雲大社がモチーフ。露天風呂もあり。

yurakuonsen.jpg

「出雲国土風土記」によれば「いで湯に一度入ると容姿が端麗になり、再び入れば万病が治る」と綴られている。今回3回入浴したが特別容姿に変化なし。ふむ。

この旅館にはなぜか「中国二千年の歴史」という謳い文句の足ツボマッサージと全身マッサージがあり、ピカピカの温泉にゆっくりつかった後はマッサージでリラックス。あぁ、贅沢。

そして夕食はカニ三昧。。。新鮮な海鮮料理に舌鼓を打つ。

まずは御造り。日本海の幸。
dinner1.jpg

そしてカニの豆乳鍋。
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なぜかこれだけ洋風なプレゼンテーションのホタテ貝。

dinner3.jpg

次から次へと運ばれてくる料理。食べ切れません。。。

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お腹いっぱいになって、すっかり牛となってしまった管理人でした。 (続く)



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2007年03月19日

気になる壁画

私はQueensに住んでいて、通勤には地下鉄7番線を使っているのだが、毎日地下鉄の窓から見える光景で、ニューヨークに来た頃からずっと気になっている建物があった。意図的にやっているのか、そうでないのか・・・毎朝、その建物を見るたびにいろいろ考えていたのだが、つい先日、やっと近くまでいって見ることができた。

この建物は、7番線の45Rd, Courthouse Square駅のすぐそばで、PS1 MOMAという美術館から歩いていける場所にある。写真を見てもらえば一目瞭然なのだが、この建物、四方全面、いたるスペースに絵が描かれているのだ。

wallart.jpg

もう少し近づいてみた壁がこちら。

wallart1.jpg

一瞬落書きなのかと思ったのだが、ここまで来るとかなりのアートである。絵のセンスは全くない管理人は、金をやるから描け、と言われても描けないでしょう。

wallart3.jpg

この建物、いったい何の建物なのか(何かの学校?商業用?)外観からは見当がつかず、また入り口もわからなかったので結局わからずじまいだったのだが、この写真はほんの一部で、全壁一周ぐるりと絵が描かれている。ちなみに地下鉄7番は、この建物の周りをぐるっと回るようなルートになっているので、地下鉄に乗っていれば間近でこのストリート・アートを鑑賞することが可能。

車にまでアートペインティングが。

wallart4.jpg

こういうものを見ると、妙にNYの息吹を感じる私です。


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2007年03月06日

カエルを食べてしまえ!

・・・と、いっても、別にチャイニーズレストランでの話ではない。最近、一部でちょっと話題になっている本の題名である。

表紙はこんな感じ。なかなかインパクトあり。

eatfrog.jpg

この本でいう「カエル」とは、自分にとって最も難しく重要な仕事で、いまやらなければどんどん後回しになってしまうものをさす。また、もしカエルが2匹いたなら、醜いほうから先に食べろ、ともある。とにかく一番やっかいなものをやっつければその日は気分よく仕事も進むということだ。著者は、ブライアン・トレーシー、英語の題名は"Eat That Frog! 21 Great Ways to Stop Procrastinating and Get More Done in Less Time"とあり、なるほど、英語の方が単刀直入なタイトルだ。

この本では早い話が、自分のやらなければいけないことに優先順位をつけ、最も難しいタスクから先にこなしてしまえということが書かれている。紙に今日やらなければいけない事をリストアップし、すぐに行動に移すことが重要、とある。私はどちらかといえばProcrastinator(グズグズ思い悩んで行動に移せない人)ではなく、むしろ後先考えずすぐ行動するタイプなのだが、この本では「適切な計画なしに行動するのは危険」ともしっかり書かれていて、どのように物事に優先順位を決め目標を立てたらうまくいくか説明されていて、なかなか勉強になる。「まず、デスクの上を片付けることから始めよう」など、なるほど、と思わせられることも多い。まだ途中までしか読んでいないが、読み終わった頃には私も少しは生産性が上がるだろうか。。。

文字も大きくシンプルで読みやすく、オススメの一冊。

さて、あなたのカエルはどれ? Eat That Frog!!
eatfrogs.jpg
(チャイナタウンにて撮影)



おかげさまでランキング少し上がってきました!!m(_ _)m
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2007年03月04日

加湿器

ニューヨークの冬は空気が乾燥しているが、建物の中、特にうちのアパートは必要以上に暖房が入るのでなおさら乾燥している。このブログでも2回ぐらい登場しているうちのヒーター(ラジエーター)だが、いくらリノベーションを繰り返してきれいに維持しているアパートといえど、ところどころが古いままで私の部屋のヒーターも古きよきアメリカのままになっている。ラジエーターの開閉バルブもあるにはあるが、壊れているのかただの飾りなのか、どんなにねじっても何の変化もなし。

うちの家のヒーターは外が一定の温度になると勝手にONになり、ガンガン暖房が入る。何せ温度調整ができないので部屋を閉め切って出かけたりすると帰ってきたときはすごいことになっている。そんなわけで、先週なども外で雪が深々と降っている中、私は家の窓を開けてタンクトップで過ごすという状態であった。早く暖かくなってこのおバカなヒーターがつかなくなって欲しい。

こんなに乾燥しているんなら加湿器買わなきゃいけないな、と思い始めた時、ふっと思い出したことがあった。以前日本から友達が遊びに来た時に教えてもらったことを。。。その友達はタオルをお湯で洗って電子レンジでチンし、ベッドの近くにかけていた。そうしたら蒸気がほどよく出て部屋の乾燥を防げるのだとか。そうだ、私もあれを早速やろう、とタオルを2枚用意してその通りにした。なるほど、確かにアツアツのタオルから湯気がでている。この調子で少しづつ乾けば空気も乾燥しないかな、と思いその夜は安心して床に就いた。

そして朝目が覚めるといつものように肌がつっぱる。なんかまだ空気が乾燥してる感じがするなぁ、と思い起きると、昨夜ヒーターの近くにかけていた2枚のタオルはカピカピに乾いていた。そのカラカラに乾いた2枚のタオルが一瞬自分の顔に見え、私はすぐに着替えて家を出た。。。これじゃ肌が乾燥するのは当たり前だ。

さて、家をでて向かったところはCentury 21という巨大なディスカウントストアである。ここは様々な種類のブランド品をディスカウントで販売するデパートで、取扱い商品もブランド品の靴や服、カバン、ベッドシーツから日用品まで多岐にわたる。先日知り合いの人と加湿器について話をした時、Century 21の地下の階にあるキッチン用品コーナーに加湿器があって、60ドルぐらいのが半額で売ってましたよ、と聞いたからである。彼女いわくキッチン用品がある地下の階はなかなかいいそうだ。

Century 21に到着し中に入ると相変わらずバーゲンハンターでごったがえしていた。ここは本当に具体的に欲しいものを決めてこないとぐったりしそう。地下に降りるエレベーターを見つけ降りてみると、服の階とは違ってだいぶ整然としている。さて、しばらく歩き回っているとApplianceのセクションがあったのでつぶさに調べてみたが、加湿器はなし。しばらく探してもわからなかったので店員に聞くと、「あなた今頃来ても遅いよ。あれは飛ぶように売れるからあっという間になくなったよ。」と一言。うーむ、行動が遅かったか、残念。今回はお宝は発見できず。

結局加湿器はEast Villageの地下鉄駅前のKマートにて35ドルほどで購入。使ってみると思ったよりよかったのでそこそこ満足。

humidifier.jpg

しかし、普通の暮らしを手に入れるのもNYでは容易ではないなぁ。。。



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2007年02月28日

ニューヨークとリンゴ

NYが別名「Big Apple」と呼ばれることを知っている人は多いと思うが、ニューヨークが実は全米第2位のリンゴの名産地であることを知っている人は少ないのではないだろうか?(ちなみに1位はワシントン州)。生産高もなんと、1年で31億個でリンゴ栽培に携わる農家も694軒あるという。そしてリンゴ栽培がもたらす雇用はこの694軒の農家はもちろん、農作業関連の仕事が約10,000、間接的な業務(輸送、マーケティングなど)が7,500、それに加えて農薬サプライヤーや設備メーカーなど、何千という雇用がリンゴのおかげで発生している。リンゴはニューヨーク州の経済を支えているといっても過言ではないだろう。

私もつい最近までNYがリンゴの名産地だということは知らなかった。ニューヨークというとどうもメトロポリタンなイメージというか、ビルがそびえる大都会を思い浮かべてしまうのだが、実際はNYも車で1時間ほど離れればフツーの田舎である。それにニューヨークは北緯40度で日本で言えば青森と同じ緯度。それを考えれば、リンゴ栽培に適した気候であるというのはすぐに納得がいく話である。また、リンゴは1976年にニューヨーク州の果実(State Fruit)としても認定され、州のシンボルとなっているのだ。

ニューヨーク州が発行しているリンゴについてのデータはこちら

私がリンゴに興味を持ったきっかけは、日曜朝市でいろいろな種類のリンゴが売られているのを目にしたからである。イーストビレッジのトンプキンス・スクエア・パーク前では、毎週日曜日に近郊の農家がトラックでやってきて青空市場を開いているのだが、野菜などと並び売られているリンゴの種類が多いことに驚いた。一例を挙げても、グラニー・スミス、エンパイア、ガーラ、マッキントッシュ、ゴールデンデリシャス、レッドデリシャス、コートランドなどに加え、フジ、ムツ、ジョナゴールドなど日本でもよく売られている銘柄もある。値段も大体が1ポンド$1.25とお手頃で、散歩帰りの人や買い物上手な地元客が足を止めいろいろ物色している。

applevendors.jpg

もぎたてのリンゴがここに勢揃い、という感じである。

Apples.jpg

そしてニューヨークの冬季限定の名物がもう一つ。アップル・サイダーという飲み物だ。サイダーといっても別に炭酸が入ってるわけではなく、アップルジュースをクローブ、シナモン、ナツメグなどの香辛料で軽く煮た飲み物のことである。温めてあるので、ホット・サイダーとも呼ばれている。この日も底冷えするというか体の末端からだんだんしびれてくるような寒さだったが、こんな寒い日にいただく温かいアップル・サイダーは格別の味なのである。ほんのりと甘く、シナモンもほどよく効いて、身体の芯からジーンとあったまる感じ。

hotcider.jpg

このお店オリジナルの、リンゴの果肉もまたおいしい(普通は入っていません)。果肉もいっぱい入れてと頼んだら気前よくサービスしてくれました。

insideofpot.jpg

以前鬼のように寒い日に初詣に出かけた時、婦人会のおばちゃんが作っていたぜんざいがメチャメチャおいしかった記憶があるのだが、あの時の落ち着くというか、ほっとする感じと似ている。

カリウム、ビタミンC、食物繊維、ポリフェノールなど優れた有効成分を多く含むリンゴ。ニューヨーカーの経済だけでなく、健康管理にも一役買っているのだろう。
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2007年02月26日

Curb Your Dog!

私は4歳になるウェルシュ・コーギーを飼っているのだが、毎日の散歩でとても気になることがある。それは、同じように犬を散歩させている人達の何人かが、ちゃんと糞の処理をしないということだ。コンクリートジャングルのこのニューヨークで、後始末されないままの犬のフンは社会迷惑極まりない。アメリカの人々は土足で家に入るんだから、たとえば子供がそれら生産物を踏んづけて気づかずそのままリビングを歩き回ったりする可能性も大なのである。衛生的にも健康面でも大いに社会迷惑である。。

ちなみに私は散歩する時はいつもポケットに3つビニール袋を用意している。うちの犬は時々時間差攻撃をするのでそうしているだけなのだが、手ぶらで散歩している人を見ると同じ飼い主としてとても憤慨する。生理的現象に従う犬は仕方がないとして、飼い主のモラルやマナーはどうしたものか・・・

ちなみに、この人はちゃんと拾っておりました。
pooper-scooper.jpg

無料情報誌AM NYによれば、ブルームバーグ市長はこのような飼い主に対しての罰金を増加すると表明している。Pooper-Scooper Fineと呼ばれるこの罰金はこれまで最高100ドルだったが、今後最高250ドルまで引き上げるという。Dept. of SanitationやDept. of Healthなど、認可された当局の人々がチケットを切るという話だ。個人的には、250ドルではなくて500ドルとか1000ドルとか、かなりの打撃になるぐらいのチケットにしたほうが効果がありそうなんだけど。。。

ここの看板は罰金1000ドルとあるのですが?

maxfine.jpg

もっとも、私が以前住んでいた田舎の州の人々のモラルはニューヨークよりはるかにひどいものだったが。。。その頃私はタウンホームに住んでいて庭もあったのだが、見ていると犬の散歩で家の前を歩く人々はほとんど皆手ぶらで歩いている。手で持って帰るわけないしなぁ、たぶんほったらかしだよねぇ、と思ってみているとやっぱり、人の庭の前で堂々と用を足させておいて知らん顔である。私が一番驚いたのが、斜め前に住んでいたおばあさんで、自分も庭付きのタウンホームに住んでいるくせに必ず隣の家の芝生で糞をさせるのである。もちろん拾わずにその場を去る。隣の人から文句が出ないのかしら、と私はずっと不思議で仕方なかったが、私が気がついてからその州を去るまでの少なくとも2年、そのおばあさんは隣の家の芝生を自分の犬のトイレ代わりにしていた。どういう神経してるんだろうか。。。??ありえん。誰か飼い主のしつけをして下さい。
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2007年02月24日

Chinese New Year パート2

最近なんだかチャイナタウンづいている私だが・・・今日はチャイナタウンの飲茶レストランで開催されるオフ会に参加する為マンハッタンまで出かけた。先週末、今週末と2週連続で地下鉄7番線が工事で運転停止になっていて、マンハッタンへ行くにはバスと地下鉄を経由しなくてはならなくて大変だった。幸いうちのアパートはバス停も近いからいいが、地下鉄って突然工事だ、何だといって急に運転停止したり路線を変えたりするので困る。英語がわからなくて状況が把握できない人は身動きとれなくなってしまうだろう。個人的意見として、ロスに住んでいる外国人よりニューヨークの外国人の方が英語が上手なのはこのような状況でも乗り切れるサバイバル英語が身についているからではないだろうか。。。?!

さて、何やかや言ってなんとかチャイナタウンに到着。チャイナタウンはいつ来てもすごい人で歩くのにもひと苦労だが、今日はなんだかいつに増して人が多いような・・・と、思ったらすぐに理由がわかった。中国の旧正月を祝うお祭りが今日も行われているのだ。Lower East Sideより圧倒的に人が多いこのチャイナタウンでは、警察も動員して交通整理をし、場所によっては通行止めにして対応している。アメリカはイベントとなるとすぐに警察が出てくるところだ。。。

しばらく歩いていると、いきなり、「バーン!」という大きな音。何??と思ったら、目の前が真っ赤。ん?と、よく見ると、建物の2階にあるラーメンマンみたいな人形が紙ふぶきを放出したのであった。真っ赤な紙吹雪はしばらくヒラヒラと空を舞い、なんかきれいでした。後で掃除が大変だろうけど。。。

confetti.jpg

そして街中は獅子舞と楽器隊だらけ。街中がお祭りモードである。どうも獅子舞が入ったお店はポチ袋のようなものをあげている様子。あれじゃ、次から次へと獅子舞が来たらたまったもんじゃないなぁ。。。と思った。獅子舞は何十匹もいるような。

cny1.jpg

獅子舞クローズアップ。

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おまわりさん、あなた怪しいです。

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今日はいい天気で温度も先週よりだいぶ暖かかったし、お祭り日和だったのではないだろうか。お祭りも盛大で、チャイニーズコミュニティの大きさを改めて実感した。

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2007年02月18日

南京虫め。。。

害虫駆除の業者が作業をしている間、私は外で待機しておかなければならなかったのだが、その間私はいろんな事を考えていた。害虫駆除を頼んで当然考え付く事は、家に帰ったら家の中はいったいどうなっているだろうか、という事だ。南京虫がそこらじゅうに死んでいるのかなぁ、そうなるとなんか気持ち悪いなぁ、片付けが大変だなぁ、とか。。。結局私は家の近くのインターネットカフェで4時間もねばりつづけ、自宅へ戻った。さて、どうなっていることか・・・

家のドアを開けた瞬間、充満した殺虫剤の臭いが鼻を突いた。まあ、4時間は避難しておきなさいというぐらいだから毒性も強いんだろうし密閉した部屋で臭いが残ってるのは当たり前か。。。まずは中に入り、家中の窓を開けて回った。さて、問題のベッドルームに入って辺りを見回したところ、なんと一匹も死骸が見つからない。しいていえば全然関係ないゲジゲジが一匹死んでいたぐらいで、他の場所でもどこにも南京虫の死骸はなかった。ほんの少し、南京虫がいっぱい死んでいるのを期待していた私がいただけに、ちぇっ、つまんないの、という感じである。人間とはどこまで自分勝手なのだろうか、と自分にあきれながらも、何か腑に落ちない心境の私であった。さては南京虫、身の危険を感じて集団疎開をしたに違いない。どこまでもこざかしい虫である。まあ、出て行ってくれれば私はそれでいいのだけど。いつまでも家賃を払わないテナントをやっと追い出してほっとした大家さんみたいな心境である。でももしかして敵は姿を潜めて様子をうかがっているだけかもしれないから、完全にいなくなったとわかるまで業者の指示通り、毎日徹底的に掃除機をかけ、服もビニール袋にいれたままの生活をしておこう。

いずれにしてもやっと心の平和が戻ってきた感じでほっとしている今日この頃である。明日はPresident Dayで会社も休みだし、久しぶりにマンハッタンのカフェめぐりでもしてのんびりしよう。あたしは、ここまでがんばった自分を褒めたいと思います(有森風)。
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2007年02月17日

対決の日

今日はついに害虫駆除の業者が来る日である。昨夜遅くに、キッチンの戸棚と玄関近くのクロゼットを空にしていないことに気がついた私は今朝は朝6時から起きなんとか業者が来る前までに支度をすませることができた。ギリギリセーフ。。。まるで引越しをするかのような労力である。一度に駆除できなかったら地獄だ。かなりぐったり。

業者のおじさんはヒスパニック系のおじさんで、英語をあまりしゃべらないみたいでコミュニケーションを取るのに少し苦労した。こういう時スペイン語がしゃべれればいいのになぁ、と思う。それでも、ベッドルームだけではなく家の中全体をスプレーして下さい、という希望は通じた。家中やらないとここまで苦労して空にした意味がない。

駆除の様子を観察していると、「危険だから早く家から出なさい」と注意された。それでも快く写真撮影もOKしてくれた気のいいおやじであった。

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忙しくベッドルームの害虫駆除をしているおやじに一声かけ、私は出かけることにした。ふと見ると、台所におやじが持ってきた殺虫剤のボトルを発見。また興味が沸いた私は、早速殺虫剤の成分をメモった。どんなものを使っているのか後で調べなくては。。。Cypermethrin(シペルメトリン)というものが主成分となっているようだ。製品名はCynoff EC。人体への影響は大丈夫かな。

4時間は家に入らない事と言われているので、家を出た私はとりあえず近くのカフェに移動した。ここはインターネットカフェにもなっていて、$4.50で無制限にワイヤレスインターネットが使える。タダではない分長時間ねばっていても罪悪感がない。

店の中はこんな感じ。ソファの数もけっこうあり、居心地がよい。
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メニューはどれもわりとリーズナブル。私は$4.15のクレープを注文。
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カフェの中は、私同様PCを使って長居している人も多い。私は窓際の電源が取れるソファを陣取ってのんびりとインターネットしながら時が経つのを待っている。4時間後に家に帰るのがこわいような、楽しみなような、複雑な心境である。


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2007年02月16日

決戦前夜

ついに明日は南京虫退治の日。害虫駆除業者が来るための最終準備段階となった。今日は会社が3時で終わった為、スーパーによってジップロックバッグを買い足し、ハードウェアストアで雪かき用のスクレーパーを買った。今週の水曜日に雪が積もり、今でも残雪がとけないままでいて街を歩くのもけっこう大変である。今日は犬を友人宅に預けに行かなければならなかったので、凍りついたフロントガラスの除雪から始めることにした。南国モノにとって初めての体験である。

凍り付いていたとはいうものの、雪が降った日からすでに2日経っていたし、暖気を10分ほどしたので凍りついた雪は以外と簡単にとれた。雪を削っていて、大きな塊が取れるのがなんだか快感になってきて、一心不乱に除雪していた私であった。なんでもかんでもすぐに夢中になる女。

雪が降って改めて思うのが、高くても駐車場を借りておいてよかったな、ということである。雪が降ると、アパートの前やオフィスビルの前など、目の前の通路の除雪だけはするようで、そのかき集めた雪はそのまま路上へと向けられる。結果、路駐している車の周りにはみるみる雪がたまってくる。そして反対に道路の方も申し訳程度の除雪をするのだが、よけた雪はこれまた路駐している車に向けられるので、車がうずもれてしまう状態になる。

時間が経つと雪もカチカチに凍ってしまい、固くて除雪も困難に。もうこの車は動けないですね。

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これも、意地悪されているのか、というような状態です。

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さて、なんとか犬も無事預けに行く事ができ、いよいよ明日を待つばかりとなった。南京虫よ、最後の晩餐だ。って、私は部屋には寝ないけど。。。

ベッドもフレームまで全て解体し、準備万端。。。

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2007年02月14日

南京虫との戦い

今日はバレンタインデー。NYの街角で、南京虫と共にバレンタインを過ごすことになろうとは誰が想像できたであろうか。ありえん。。。南京虫の存在に気づいた日からもちろん私はベッドルームで寝ておらず、リビングでお客さん用のエアベッドで寝ている状態である。駆除の業者が来るこの土曜日に向け、今は着々と準備を進めている私であった。

さて、南京虫の存在に気がついた私は、慌てて大家さんに連絡を取った。うちの大家さんはもう84歳になるギリシャ人のおじいさんなのだが、50世帯ぐらいあるうちのアパートに加え、1階のカフェ、デリ、コインランドリーも経営しているというなかなかのやり手ぶり。いつもハンチングをかぶり、ジャケットを着用したおしゃれなおじいさんなのである。事情を話すと、いつから虫に刺され始めた?と聞かれたので、4ヶ月ぐらい前から、と言ったらなんでもっと早く連絡しないんだ、とあきれられた。でも、まさか南京虫とは思わなかったし。。。アクションの早い大家さんはそれでも目の前でいつも使っている害虫駆除業者に電話してくれ、話をさせてくれた。

アポイントを取りたい、と業者に言ったら、アポを取る前にまず駆除準備のための説明書を持っていくからそれを読んで、準備完了したら電話してくれ、といい、夕方に説明書を持ってきてくれた。説明書を読むと、あぁ、そういうことか。。。と納得。

南京虫の駆除の準備には、相当の労力を必要とすることがわかった。ここでくじける人もきっといるんだろう。まず電化製品は全てビニールでカバーし、家中のタンス、クローゼットは中を空にして、ベッドもフレームも含め完全に解体しないといけないとの事。南京虫はベッドのマットレスやボックススプリングの中だけでなく、木の隙間、壁の割れ目、引き出しの中などに隠れているからなのだ。確実に駆除するためには、南京虫の隠れ家となる全ての場所をしらみつぶしに調査する必要がある。収納のない狭いNYのアパートにとって、タンスやクローゼットの中を空にするのはかなり大変なことなのである。そして次に、家中の服をお湯で洗い、高温で乾燥機にかけること、とある。南京虫がたとえ服についていても、お湯で洗って高温で5分以上乾燥機にかければ間違いなく死ぬそうだ。そして洗濯が終わったら、服はビニール袋で密閉すること、とある。駆除が終わっても南京虫は2週間ぐらいは生きている可能性があるので、1ヶ月ぐらい服はビニール袋に入れておかないといけないらしい。薬は即効性があるというわけではなく、残留効果でじわじわと効き目が出てくるタイプらしい。

しょうがないのでスーパーに買い物に行ってみたら、毛布が軽く3,4枚入る巨大なジップロックバッグやジッパーバッグを発見してびっくりした。アメリカはこういうのは進んでるなぁ。すぐに使う服はこれに入れる事にした。なかなか便利。

サッカーボールやスケート靴なども軽く入る、大きなジップロックバッグ。

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そんなわけで、先週末は1階のコインランドリーまで何往復もし洗濯に明け暮れた週末だった。コインランドリー代とビニール袋代だけでももう70ドル以上もかかっている。南京虫め!!殺してやる。



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2007年02月13日

な、な、な、なんと。。。

ニューヨークに来て半年。見るもの見るもの新しく、いつもいろんな体験ができて楽しい日々を過ごしていた私だったが、今回もまた、ニューヨークならではの体験をすることになってしまった。

去年の10月ぐらいから、原因不明の虫刺されに悩まされていた私。何が原因なんだろうか、と思いつつもほったらかしにしておいたのがいけなかった。虫刺されは日々激しくなり、朝起きると必ず5,6箇所刺されている。先月1週間ユタに出張に行っていた時は何もなかったのに、帰ってきた日にまた数箇所刺され、これは明らかにおかしい、とネットで調べ始め、わかったのは。。。

インターネットで調べた結果、「ニューヨークでBedbug大発生」という記事を多く見つけた。状況を読んでいるとどうもこれに間違いない。で、Bedbugって何だろう、と辞書を引くと。。。「南京虫(トコジラミ)」と書いてある。な、な、な・・・南京虫。。。?!南京虫って、原爆投下直後の不衛生な日本で発生してた、あの虫?進駐軍がDDT使ってやっつけたやつ?!私の頭の上では、大きな「はてなマーク」がいっぱい。東南アジアの安宿でというならともかく、21世紀のニューヨークで???ありえん。。。まあ記事を読んでいるうちに、衛生上というのは関係なく、マンハッタンの高級コンドやホテルでも発生しているとあったので、そんなものなのかと少し安心した。この2年ぐらいで大発生し、マンハッタンでも1週間に120件ほどの電話が業者にかかっているとニュースで読んだ。

でもホントに南京虫なのかなぁ・・・ノミとかダニじゃないのかなぁ・・・現実に目をそむけたい潜在心に邪魔されながら、恐る恐るネットで調べた通り隠れ場所を探してみたら!!いたのだ、ホントに南京虫が!5、6匹が身体を寄せ合って昼寝していた。ぎゃーー!!!あまりのショックに、さすがのカメラ小僧の私も写真を撮るのも忘れスプレーかけまくり。しばらく呆然として、やっと我に返ったとき、事の重大さに気がつきぞっとした。。。インターネットで調べた限り、南京虫は相当駆除が困難な害虫なのだ。大家さんに頼んで、なんとか害虫駆除業者と話はさせてもらったものの、準備がこれまたすごく大変で。。。

かなり長くなりそうなのでこれから何度かに分けて書くことにします。南京虫日記。まずは南京虫とは何ぞやなど。南京虫は別名トコジラミとはいうものの、シラミ目ではなく、カメムシ目の昆虫で、早い話が吸血カメムシである。カメムシ同様臭いにおいも出す。カメムシというだけでもこわいのに、それが血を吸うなんて、ああ想像しただけでもイヤだ。刺咬されると、激しいかゆみが生じる。大きさは6mmぐらいで、けっこう大きくはっきりと目視できる。南京虫は夜行性で、夜中に人間の体温にひきつけられやってきて血を吸う。南京虫は麻酔性のある唾液を体内に注入するため刺された時は痛みを感じないのでますます性質が悪い。。。しかも一回の吸血で10分も血を吸っているという、なんとも図々しい虫である。献血さえ一度も行った事がないのに、ちゅ-ちゅ-10分も吸ってるんじゃないよ。

写真見つけました。こんなやつです。エグいのでサムネールにしました。
Bedbugzoom.jpg

それにしても、ベッドバグというと何だかかわいらしいイメージさえする名前だが、「南京虫」「トコジラミ」と聞くと名前だけでもこ憎たらしい感じがするから言葉とは不思議なものである。

この続きはまた明日。。。


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2007年02月07日

氷点下

ついに来た。ニューヨークの寒い冬が。。。ここ数日は氷点下が続いているニューヨーク。寒いのは苦手な私であるが、やっと訪れた冬になぜかほっとしている今日この頃。。。現在の温度は華氏25度(−4℃)。体感温度は-12℃となっているけど、そこまで寒くは感じないなぁ。肌が少し慣れたのか?

今まで南カリフォルニア、アメリカ南部、広島と温暖なエリアにしか住んだことがない私は、ニューヨーカーの冬のファッションが目新しく見えて仕方がない。特に帽子のファッションが新鮮に感じる。私はこれまでパーカーやダウンジャケットのフードはただの飾りだと思っていたが、ニューヨーカーはフードを当たり前のようにかぶっているのである。いまや街はエスキモーだらけ。そして私はマフラーは首に巻くものだと思っていたが、ニューヨーカーはよく顔に巻いて歩いている。確かに、何ブロックも歩くと顔が痛い感じがする。釣具屋に行って目出し帽でも買ってくるか。。。目だし帽をかぶるアジアの女。かなり変かも。

ストリートベンダーの屋台も外の寒さで曇っている。順番待ちの人々も凍えながら番を待つ。。。
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駅から出て足早に職場へ急ぐニューヨーカー。。。
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そんなわけで今、ニューヨークの街角では耳あて付の帽子やマフラーを売るストリート・ベンダーが多い。私もカシミアのマフラーをベンダーから10ドルで購入。ほんとにカシミアなのかいな、と思ったけど肌触りもいいし暖かいので別にいいや、と最近毎日愛用中。もちろんニューヨーカーっぽく?!顔に巻いて。。。

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