様子を見ているとどうも並んでいるビジネスマン達は常連っぽくて、何をオーダーするかもう決めているような人が多かった。この行列の様子をしばらく見ているうちに、気がついたら私も列に並んでいた。私はサクラとかに一発でだまされるタチだわん。。。
ベンダーのカートに近づいてくると、カートにいろいろな雑誌の記事が貼られていることに気がついた。NYではメジャーの情報誌、Time Out New Yorkやニューヨーカーなどにも記事が載っているようだ。よく見ると、日本の雑誌の記事もある。ふーん、ここまで雑誌に載るようなお店ならおいしいんだろう、と期待してみた。
実は後から知ったのだが、このお店はマンハッタンでもかなり名の通ったストリート・ベンダーだった。このお店のシェフ、M.D. Rahman氏はかつて、カーネギーホール隣にあるセレブ御用達の高級レストラン、ロシアン・ティールームでシェフを務めていた人物なのだ。屋台だからといってあなどるなかれ。一流レストランのシェフが腕を振るう屋台の味、これまたオツである。
バングラデシュ出身のRahman氏の料理は、ファラフェル(ひよこ豆をすりつぶしてスパイスと混ぜて揚げたコロッケのようなもの)やピタ・ブレッドにスパイスの効いたチキンやラム肉をはさんだものなど中東系の料理がメインである。今回私はピタ・ブレッドにチキンをはさんだものを注文してみたが、ピタ・ブレッドもふかふかと柔らかく、チキンもスパイスがよく効いていて、独自のヨーグルト風ソースが絶品のコンビネーションだった。値段も3ドルぐらいで種類もいろいろあり、行列ができるのも納得がいく。
行列ができていても、シェフは皆手際がよく、どんどんオーダーをこなしていく。
メニューのほとんどは5ドル以下。量もボリュームたっぷりで私はこの日は夜遅くまでお腹がすかなかった。物価の高いニューヨーク、安くておいしくてボリューム満点のランチが食べられるとくれば必然的に人気のお店になるのだろう。
マンハッタンにはこのお店の他にもHallo Berlin、Moshe's Falafelなど有名なベンダーが存在する。Hallo Berlinについては、私の友人のブログ、「はい、こちらニューヨークです!」で紹介されているのでこちらをご覧あれ。


