2009年07月29日

一人酒獺祭セット

最近、「お気に入りに追加」したレストランが、マレー・ヒル(グラマシー?)にある百百川というお店。このお店は友達で本ブログの読者であるチーム・保険さんから教えてもらったレストランである。リーズナブルで、純日本のサービスで、味もアメリカのお店では出せない繊細な味付けだよと教えてもらい一度足を運んでみたところ、その落ち着いた雰囲気とうわさ通りの美味しさにすっかり惚れ込んでしまったのである。やっぱり、口コミっていうのは一番確実だな。

とはいえ、百百川はリーズナブルといえど高級なお店の部類。安月給の私どもにはそうそう通えるお店ではありません。。。しかし、ここの「一人酒獺祭セット」というコースは、お財布の中身が気になる時でも安心して頼めるコースなのであります。

このセットは、山口県の名酒、獺祭を3種類テイスティングでき、これに加えてビール小瓶が1本、前菜、おつまみが三品、 主菜が一品、そして〆にいくら丼と味噌汁、お漬物がついて35ドルという、日本酒好きにはたまらないお得なコース。お酒だけでも十分元が取れるよね・・・

さて、このレストランの入り口はちょっとわかりずらい・・・初めて来たときは入り口がわからず、窓のまわりをうろうろし、窓際にいたお客さんと何回か目が合っちゃった。挙動不審な女が店の前をうろうろ。腹減ってんのか、と思われちゃったらどうしよう、と思った。

半地下の入り口から入り、奥の階段を上がって店の中に入る。

さて、こちらがお店の中。こじんまりと落ちついた雰囲気。ブース席もあり。

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ちなみに、別に一人で行かなくても一人酒獺祭セットは頼めます (爆)

3種類の獺祭の説明が書かれた紙の上に、グラスが置かれる。うーん、いいねぇ・・・まずはビールで乾杯、と。。。

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レバーのパテも、野菜にかかったドレッシングも全て美味〜!!

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向かって左から、純米大吟醸、磨き三割九分の獺祭、真ん中が純米吟醸50、そして右がにごり酒の獺祭。

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テイスティングといっても、実際はこれけっこうな量なのである。上のボトルと比較してもらうとわかるけど・・・これだけですでにかなり満喫・・・純米大吟醸とにごり酒は絶品!

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そしてこのセットについてくるビール小瓶一本だけど、ビールがあまり好きではないという人にはロゼワインが選べるというオプションも。

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そしてメインディッシュである焼き魚〜♪ というかカマ。日本酒にはやっぱりお魚だよね。。。微妙な塩味が最高。目玉も食べちゃうよ。

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そしてミニいくら丼とお漬物とお味噌汁。ほんとにちょうどいいサイズ。

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そしてこちらは、このお店の一品モノのメニューにある、はまぐり塩ラーメン。3人で2つ頼んだら、一人づつの小さなどんぶりに入れてもってきてくれた。こういう心遣いがうれしい。。。

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ラーメンも勢いで頼んだものの、食べ過ぎてしばらく動くのが大変だった。ハマグリのだしのよくきいたスープ最高だったけど。

お店の店員さんもみんなとても感じがよく、居心地のよいお店。私達の間で勝手に「お給料日スペシャル」と呼んでいる「一人酒獺祭セット」、次の給料日あたりまた出没するかも・・・

百百川
(ももかわ) 
157 E 28th St. (bet 3rd & Lex St)
New York NY 10016 
Tel:212-684-7830


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2009年07月19日

Old Mysticへの旅 その2

オールドミスティック2日目はまず最初に、かつて漁村として栄えていたMysticの町を再現した海洋博物館、Mystic Seaportへ向かった。

中に入るとそこは19世紀の港町。昔使っていたという蒸気船にもオプション価格で乗船できる。

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入り口から左手に向かって歩くと、大きな木造捕鯨船が目に入る。船ってけっこうでっかいよねぇ。

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中に入って見学できるというので、早速階段を上り乗船。けっこう高いところにあるなぁ。

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中にいたガイドさんにクジラを獲っていた頃の話を聞く。クジラといえば、私は勝手にシロナガスクジラみたいな巨大なのを想像してたけど、実際獲っていたのはずいぶんとこぶりなやつだったらしい。まあ小さいボートで引っ張れるぐらいだもんね。

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そしてなんと、その頃はクジラを獲る目的はランタンなどの照明に使う油にするためで、食用という目的はなく、クジラの肉はじゃんじゃんと海の中に捨てていたらしい。なんというもったいないことを・・・それでどれだけの日本人の食卓がうるおったのだろうか、などと考えてしまった。そのため、捕鯨船の周りにはサメがいっぱい泳いでいたとか。

船内はこのように博物館になってて、当時の様子を説明している。

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船乗りの部屋?を再現したもの。それにしても、よくこんな狭いところに何ヶ月も住めたものだなぁ・・・閉所恐怖症の人じゃなくても、かなりつらそう。

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デッキにあったトイレ、ただ穴があいてるだけ。すごいな、これは・・・そのまま下に落下、って感じ。

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この捕鯨船では、収穫した油で船がいっぱいになるまで漁を続けていたそうで、戻ってくるのは1年ぐらいかかったらしい。船乗りも大変だ・・・日本近海にも行ってたらしいし。

捕鯨船を見学した後は、19世紀の町並みを再現したという19th-Century Villageを散策。

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そしてMystic Seaportの次は、車で20分ぐらい離れたところにあるワイナリーへ移動。

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ここでは、8種類ぐらいのワインのテイスティングに参加した。ここのワインはドライ系のワインがほとんどで、甘いフルーティなワインが好きなお子様嗜好の私にはあまり真価がわからなかったというか・・・どれも似たような味に感じた。

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外はのどかでいいですが〜。ここでも暑いのに結婚式やってた。ワイン好きなカップルなんだろうか。

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そして、ついに待ちに待ったロブスターのお店へ。

Abbott's Lobster in the Roughというこのお店は名前の通り、昨日のお店とはまたずいぶん違った、カジュアルなお店。値段も昨日のお店よりだいぶリーズナブル。

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先にレジで注文して支払いを済ませてからロブスターが茹で上げられるのを待つ。

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ここのイメージキャラクター?

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ここはこの通り、外でヨットなど見ながらカジュアルに、ガッツリとシーフードを満喫したい人にはぴったり。こういうのもそれなりに風情があっていいかな。

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うっかり目を離していると、カモメに食べられるので注意。

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ロブスターは少し時間がかかるので、その間先に、一緒に注文したクラムチャウダーが出てくるので食べながら出来上がりを待つ。ある意味、アペタイザーを食べ終わるという意味ではちょうどいいかも。

・・・そして私のロブちゃんがやってきた〜。ちゃんと殻はヒビが入れてあって簡単に割れるように配慮してくれている。

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ニューイングランドといえば、やっぱりロブスターだよね・・・風情もあるしいい感じ。秋になると紅葉も見事なんだろうな。今後はもうちょっとニューイングランド地方もチェックを入れてみるか・・・


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2009年07月09日

Old Mysticへの旅 その1

4th of Julyの3連休は、有休を一日つけてお隣のコネチカット州にあるミスティックという小さな港町まで足を延ばしてみた。マンハッタンからこのOld Mysticまでは車で約2時間半〜3時間ほど。

私がこの町に興味を持ったのは、Mysticはかつて漁村として栄えた町で、日本近辺まで船をだしていた捕鯨港も近くにあったと聞いたからである。そして現在は、当時の漁村を再現した海洋博物館があり、捕鯨船の修復の様子も見ることができるということだ。実は私の祖父は捕鯨船で漁をする漁師だったので、捕鯨船が展示してあるという海洋博物館にはかなり興味をそそられた。アメリカでは、クジラ捕りに対してかなり「目クジラ」を立てる文化があるだけに、うっかり自分のルーツも話せないよねぇ・・・

そして今回はOld Mystic Innという、カントリームード満点のBed & Breakfastに泊まることにした。この辺ってちょっとリゾート地にあたるのか、ホテル代も意外に高く、B&Bと同じぐらいの値段だったので、それなら豪華朝食がついているB&Bに、ということにしたのである。

NYからはちょっと道が混んでいたこともあり、約3時間で到着。

こちらが今回お世話になる、Old Mystic Inn。独立記念日が近いのもあって、アメリカ国旗が目にまぶしい。。。

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このB&Bのオーナーでシェフであるマイケルさん。

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Bed and Breakfastでは通常、オーナーが腕をふるった作った朝食が食べられるのだが、マイケルさんは料理学校も卒業したちゃんとした料理人というだけに朝が楽しみ・・・それに加えてキッチンにはいつでも出入り自由で、いろんな種類のコーヒーや紅茶もいつでも飲めるように用意してある。TEA好きの私にとってこういう配慮はうれしい。

マイケルさん手作りの、焼きたてカップケーキも添えてあった。

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ダイニングもこじんまりとかわいい。

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このB&Bは本館と離れの2つの建屋があり、各部屋はそれぞれ有名な作家や詩人の名前がついている。今回選んだのは、Robert Frostというお部屋。

部屋の中はひまわりがテーマなのか、ひまわりだらけ。たぶん、この作家の作品に関係があるんだろうな。

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ワイングラスも2つ、はじめから用意してあったりして、演出もばっちり。まあ普通B&Bはカップルで行くからね。。。

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自然がいっぱいでいいなぁ・・・都会に住んでるとこういうの新鮮。

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しばらく休んでから、ミスティックの町を探索することにした。B&Bでもらった地図を車に乗せ、いざ出発・・・っていっても、小さい町なので10分もあれば着いちゃうんだけど。

どこの州でもそうだけど、港町ってなんかいいなぁ。海の近くっていうのは独特の雰囲気あるし、なんか落ち着く。

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昔は帆船で漁をしていたらしく、その名残か、この町では帆船を多く見かける。

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しばらく町を探索した後、B&Bのオーナー、マイケルさんが薦めてくれたS&P Oysterというレストランで食事にすることにした。

ちょっと高級な感じのこのレストランはボードウォーク沿いにあって窓からの景色もGood。

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ここではアペタイザーに生牡蠣、カキフライ、そしてシーフードクレープを注文。カキフライ最高に美味!!

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そしてメインディッシュは、本日のスペシャルであったシーフードトリオというコンビネーションを注文。

うまそうだ〜。

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シンプルなんだけど、素材の味がいいのかしっかり味がついてておいしい!

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こちらはロブスターテールとマッシュポテト。

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こちらは食べ応えたっぷりのクルマエビ。

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こちらは友達が頼んだまぐろのたたき風料理。

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そして食事をしている途中気がついたのが、この橋。なんの変哲もない橋に見えるけど・・・

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実は1時間に1回、このように橋が上がるようになっていた。食事中に見た時は帆船が通過して、なるほど〜!と思った。この間、道路は踏切が降りて通行止めになっている。そうじゃないと、巨大ジャンプ台になっちゃうよねぇ・・・

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そして完全に橋が上がりきった状態。。。なぜかタイタニックの映画を思い出した。

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今回も長くなりそうなので、この続きはまた次回。。。


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